AVS2019
2年に一度開催される硝子体手術講習会AVSが、本年も虎ノ門ヒルズにて行われました。今年も海外からHassan先生やBerrocal先生、Rezaei先生など、世界的に有名な演者にもご講演いただき、勉強になる内容でした。中でもやはりBerrocal先生のPDRにおける膜処理は鮮やかで、重度のFVMと網膜剥離を伴っているケースでもほとんど27ゲージカッターの吸引とカットのみで処理されており、その技術に驚きました。Back cutting を多用されていたのが印象的でした。また全体でPVRの手術にバックルを併用するべきかというディスカッションもあり、こちらについては術者によって意見が分かれていました。これは難しい問題で、症例のバックグラウンドも含めて充分に検討する必要があるものだと考えられます。来月我々が行う臨床眼科学会インストラクションコース「硝子体手術クエスチョンバンク」でもバックル併用について、取り上げさせていただく予定です。皆様のご来場をお待ちしております。
0コメント