広角観察システム
手術全般に言えることだと思いますが、如何にみやすい状態で手術をするかということは非常に大切な要素だと思われます。よく見えない状態で手術をすること自体が危険であり、合併症にもつながります。手術が上手な医師の手術ビデオは綺麗ですし、手の器用さというよりも、まずは如何に見える状態を作って手術をするか、ということは基本であり、ひいては極意なのかもしれません。よりよく見える手術を目指して観察系も日々進化しているように思います。現在硝子体手術で使用されているシステムは大きく接触型と非接触型に分けられますが、いずれも広角に観察できるものが主流になってきております。全国的に非接触型の広角観察システムの普及がすすんでいるようですが、欧米を中心として接触型の人気も根強くあり、これから導入を検討されている術者の先生もいらっしゃることでしょう。今回我々のVitQB掲示板に接触型レンズの利点や使用感についてご質問をいただきました。要点をまとめて解説させていただきましたので、興味をお持ちの先生はご参考にしていただけますと幸いです。
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