ASRS&EURETINA 2021
いよいよ寒くなって参りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
遅くなりましたが、本年もAmerican Society of Retina Specialists Meeting及びEURETINA Meetingに参加して参りましたので、報告させていただきます😀
今年のASRSはハイブリッド開催、EURETINAは昨年に引き続き全てウェブ開催でした。
両者に興味深い共通点が見られたため、今後の世界の動向として注目していきたいと思います。
まずはPFCLに関する話題から。
以前よりPFCLを一時的にタンポナーデ物質として留置する方法は、報告されていましたが、基本的には下方RRDに対しての方法でした。
今年は、GRTやMHに対する網膜自家移植など、ガス留置ではズレが起こりやすい病態に対して、PFCLを留置する報告が、両学会で見られました。シリコンオイルに伴う合併症を避けるために、今後新たな選択肢の一つとして浸透していくかもしれません。
もう一つは、飛蚊症への硝子体手術に関する発表です。20ゲージを用いた硝子体手術の時代は、合併症のリスクが高かったため推奨される方法ではありませんでしたが、近年低侵襲化に伴い米国やヨーロッパでスタディが行われるようになってきました。
本邦ではまだ一般的でない手術ですが、こちらも近いうちに普及していくと個人的に考えています。
ところで、もう今年の硝子体手術クエスチョンバンクは、視聴いただけましたか?
12月22日臨床眼科学会のオンデマンド配信が終わりますので、まだご覧になっていない方は是非ご視聴ください。アンケートもお願いいたします🙏
今年もあと僅かです。寒い季節が続きますが、身体に気をつけて頑張りましょう!
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